昨年までは、クボタの5条乗用田植え機を使用してましたが、今年度、クボタの8条乗用田植え機を中古で購入し、田植えを行いました。無事、今年度の田植えが終わりました。その実体験を田植え機に乗らない私が記載します。
購入を聞いたとき、正直5条植は、壊れたわけでは無いし、8条植になり、スピードアップすることは想定しましたが、その分苗の供給者(丘回り)私の役目は、さらに忙しくなり・・・とちょっと作業がきつくなるのでは?と不安でした。
しかし、購入した中古の8条植田植え機を使用することによる、うれしい効果がありました。
(効果)
・5条から8条植になることによる時間短縮
・予備台乗せがレール式になることによる、苗供給者(丘回り)の作業負担軽減
・三つの付帯装置による時間と人手の省力化
中古とはいえ、農機具は、安いものではありませんが、作付け面積が、広かったり増やしていきたいということであれば、農繁期の作業の作業負担軽減と時間と人手の省力化の効果が高いことを実感しました。
効果1. 5条植から8条植になることによる時間短縮
一度に植えていく量が多いので、もちろん田植え機の往復回数も減り時間短縮になっています。
的確に時間を計っては、いませんが、午前午後とかかっていた場所も半日で終わるようになりました。
間違いなく田に苗を植えるだけでも30%~40%の時間短縮になっています。
効果2. 予備台乗せがレール式になり、苗供給者(丘回り)の作業負担軽減
昨年度までは、苗供給者は、たっぷり水を含んで重い苗箱を田植え機が、苗を切らしそうになって戻ってくる位置に置き、田植え機に積み込み時、腰をかがめてすくい板で苗箱から苗をすくい予備台に供給、一度にその作業を10から15箱救い上げ供給していました。
今年からは、予備台がレール式になり田植え機が戻ってくる位置に苗箱を積んだ軽トラを置き苗箱のまま予備台乗せに供給する。そして、田植え機の運転者が、一枚のすくい板で苗を供給する。丘回りが苗箱を置く、腰をかがめすくって持ち上げるという力作業が軽減され供給スピードも速くなりました。
私が行う作業が、軽減されて、大分楽になりました。
効果3. 付帯装置① 苗の植え付けと同時に施肥を行う「側条施肥機」
施肥装置関係・・・粒状の肥料を撒きます。ホッパ(粒状の肥料入れるところ)→ロールケース(繰出し部)ホッパ内の肥料を調節し、設定された量を一定にして繰出す→ブロワ(ロールケースから繰出された肥料を作溝器へ強制搬送する送風機)がついています。
苗の植え付けと同時に施肥を行う「側条施肥機」といいます。側条施肥機とは、植えた苗の横に溝を作りながら、肥料をまいていく装置です。
・田植えとの同時作業なので、時間と人手の省力化ができます。
・機械で一定量を苗のそばに溝を作り撒いてくれるのでムダ・ムラがなく、肥料の効果が得られます。
効果4. 付帯装置② 薬剤散布機[こまきちゃん]粒状の除草剤など散布
昨年度は、主人が、田んぼの中を歩いて往復しながら時間と労力を使いながら行っていました。
今年からは、
・田植えとの同時作業なので、時間と人手の省力化ができます。
・機械散布なのでムダ・ムラがなくすぐれた除草効果が得られます。
・薬剤が体につかず安心で快適な作業が行えます。
効果5. 付帯装置③ 薬剤散布機[箱まきちゃん]粒状の殺虫剤・殺菌剤など散布
昨年までは、田植えを行う前にハウスで薬剤散布を手で行い(ふりかけを掛けるように)何十枚も行います。今年からは、
・田植えとの同時作業なので、時間と人手の省力化ができます。
・機械散布なのでムダ・ムラがなくすぐれた防虫効果が得られます。
・薬剤が体につかず安心で快適な作業が行えます。
田植え機を8条植に替えてよかった事まとめ
田植え機を8条植プラス三つの付帯装置付きになることにより、大幅な時間と人手の省力化が出来ました。我が家も機械化が進んだということになります。
私でもわかる効果が、ありました。
ただし、農機具の中古購入のリスクもあります。
可動を行えるかどうか、田植えを行うまでにオーバーホールや、動作確認など整備の時間も必要です。
薬剤散布にしても、適量を確認しながら適切に使っていきましょう。
田植えが終わった今、秋の収穫を楽しみに稲の成長や水管理、周辺も含めた除草作業を見守っていきます。
我が家の一年間の米作りの様子は こちら
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