私の住む茨城県では、3月になると気温もあがり温かくなると、いろいろな植物たちが芽吹き、花が咲き、春の訪れを視覚、聴覚、嗅覚、触覚で感られます。
すると味覚も感じたくなります。
我が家の『春の味』である自生する食材、優しい苦み3選をご紹介します。
『菜の花』『ふきのとう』『よもぎ』です。
花咲く前に食べて、花咲いたら見て楽しむ『菜の花』
3月中旬にもなるとあちらこちらで見かける黄色い花、菜の花。
菜の花は、アブラナ科アブラナ属の花の総称です。
アブラナの別名としても用いられます。
桜の時期と同時にピンク色に咲く桜の下に黄色い菜の花が広がる光景をあちらこちらで見ることが出来ます。
目で楽しませてくれる菜の花ですが、春の味として食べたくなる一品です。
食べるのは、花が咲く前の蕾が密集しているところから茎10センチぐらいまでを摘み取り調理します。
私のおすすめの食べ方は、からし和えです。
簡単でほろ苦さが春を感じさせてくれますよ。
簡単!菜の花からし和えの材料と作り方
材料:菜の花、 麺つゆ、 チューブからし、 鰹節(なくてもok)
①お湯を沸かし、菜の花を2分ぐらい茹でます。
②冷水に浸し、よく水を切ります。半分に切ります。
③麵つゆとからしを混ぜて、菜の花と和えます。
④器に盛りつけたら、鰹節をかけます。
このメニューは、嫁いできてから、畑でご近所さんから口頭で教えていただきました。
それ以来、この時期の定番メニューとして食卓にだしています。
菜の花は、このあたりのスーパーでも、桃の節句の時期に、売っているのを見かけます。
機会があれば、食べてみては、いかがでしょうか。
『ふきのとう』が顔を出せば、春
3月上旬になると、家の庭にふきのとうが出始めます。
フキは、キク科フキ属の多年草、雌雄異株。早春の花茎をふきのとうといいます。
春の訪れを感じさせてくれる代表格ですね。
4月、一ヶ月も経つと一部が切れた円の葉をつけます。あっという間に青々としたフキの葉に覆われます。
ふきのとうの食べ方は、天ぷらがおすすめ
ふきのとうを食べると言えば、我が家では、まず天ぷらです。
かるく塩をつけて、揚げたてを食べる、これが一番です。
そのほかには、義母は、フキみそをつくります。
炊き立てのご飯にのせて食べたり、焼きおにぎりにしたりごはんが進む一品になります。
ふきのとうがふきになったら、ふきの炒め物!簡単味付けは、めんつゆ
3月上旬~中旬にふきのとうが出ていましたが、4月、一ヶ月も経つと一部が切れた円の葉をつけます。あっという間に青々としたふきの葉に覆われます。
子供の頃、おばあちゃんの手伝いで爪の間を黒くしながら筋取りをした記憶とあまり好んで食べなかったのですが、最近、炒め物が後を引く美味しさということを実感しました。
大人になると味覚も変わりますね。
そして、ふきをあく抜きしてからの筋取りだとそんなに黒くならないですし、気になるようであれば、薄手の食品用ゴム手袋をして行っても良いですね。
ふきのあく抜き方法
材料:ふき、水
1.ふきを鍋に入る大きさに切り分け、鍋にたっぷりのお湯を沸かし、ふきをいれて5分ぐらい煮てあく抜きしまします。
2.ふきを冷水に浸しながら、皮と筋を取ります。筋を取ったふきも1.2時間、水に浸しておきましょう。
私は、調理するまで水に浸して冷蔵庫で保存します。
ふきの簡単炒め物
材料:ふき、めんつゆ、油
1.下ごしらえしたふきを食べやすい大きさに切ります。
2.フライパンに油を入れ、ふきを炒めます。油はねに注意しましょう。
3.めんつゆで味をつけて、なじませながら炒めて完成です。
めんつゆは、味が濃いです。入れすぎ注意です。
草餅の香る『よもぎ』
よもぎは、キク科ヨモギ属の多年草で、全国各地の野原、河原の土手などに自生しています。
食用では春先に若葉をつんで草餅や草団子にします。緑色にする材料です。
独特の香りがあり、お灸のもぐさとしても使われます。
葉を湯船に入れて体を温めるなど冷えにも良いとされているようです。
我が家は、よもぎは、義母のつくる草餅
我が家では、義母がよもぎと家のお米をひいた米粉をつかってよもぎ餅をたくさんつくります。
ご近所におすそ分けにしたり、親戚への手土産でも喜ばれます。
余った分は、冷凍して、食べたいときにチンして砂糖醤油、きなこ、あんこで頂きます。
あんこの作り方←こちら
春の味3選 まとめ
我が家の春の味、『菜の花』、『ふきのとう』、『よもぎ』をご紹介しました。
この三つの食材は、すべて自生しているものです。
見つけたときのうれしさというのもあります。
しかし、自生場所も、年間通して、除草剤をまくところではないか、犬猫の通り道ではないか、他人の土地ではないか等々の気遣いが必要ですね。
ほかにも春の味を感じる食べ物もいろいろありますが、定番三つをあげてみました。
日本の四季に感謝する旬の食材です。
コメント